#02
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色を基点に好きなアイテムを集める
表札の陰影を活かした
シンプルモノトーンの門柱
静かで落ち着いた雰囲気の住宅地に佇む、松谷さんのお宅。周囲には緑も多く、中心市街地までは地下鉄1本で出られるそうです。引っ越して約4ヶ月が経つという新居に、松谷さんはご夫妻で暮らしています。
- 表札取付時期
- 2023年7月
- 施工者
- 外構業者
- 住宅形態
- 新築
- 家族構成
- ご夫妻
- 品番
- lcsr-22
- 本体色
- ブラック
- サイズ
- 標準サイズ
松谷さんがご注文くださったのは、細めの手書き風書体が人気のステンレス表札[ lcsr-22 ]です。リズミカルで軽やかな文字が、壁の上に浮き上がって見えます。
家は性能重視。
だから、外構はおしゃれにしたい
断熱や気密性など、性能を重視したこだわりが詰まった松谷さんの家。家に妥協しなかったからこそ、外構への思い入れも強まったそうです。
建物の見た目はほとんど間取りで決まってしまう。だから外構は表札も含めて自由に好きなアイテムを選んで、おしゃれにしたいと思いました。
外構業者がまだ確定しないうちに、表札はAKIグラスショップに決めたという松谷さん。Instagramで見つけて、たくさんある表札の中で「ピンときた」のだそう。
そんな松谷さんご夫妻がご注文くださったのは、手書き風のステンレス表札lcsr-22でした。背面から浮かせた表札にしたいという思いを念頭に置いて探したそうです。
浮き文字にも漢字とかローマ字とか、書体もいろいろあって。フィーリングで決めました。フォントのデザインがビビッときましたね。崩しすぎず、固すぎず、という感じで。
家のベースカラーに合わせて色を選ぶ
「私たちの家は外壁や屋根、窓枠など、随所に黒を取り入れているんです。シンプルな中にも、決まりを持たせたくて」と話す松谷さん。表札の色も家の「黒」に合わせました。
「家も外構も、考える基準にしたのはいつも『黒』でした」
とはいえ、表札に関しては初めはゴールドと少しだけ迷ったそうです。ゴールドの着色と文字デザインとの組み合わせがとても良かったのだとか。
でも『うちの表札』として選ぶなら、やっぱりブラックかな、と。
デザイン画でイメージを膨らませる
表札を注文して数日後、デザイン画のPDFが届くと、その日のうちにコンビニに行って印刷したそう。
デザイン画を印刷して、切って、門柱に合わせてサイズを確認しました。Webサイトの画像だけでなく、デザイン画があるのがいいですね。イメージを掴みやすいです。
デザインは当初のものから少し「t」の文字を太くしてあります。松谷さん曰く、修正を依頼する前は少しためらったとか。
直してほしいと言い出していいのか、ちょっと悩んだんです。でも快く対応してもらえました。頼んでよかったです。
デザインのやりとりを経て届いた表札はイメージどおりだったという松谷さん。
質感はWebサイトで、サイズ感はデザイン画で確認していたので齟齬はありませんでした。満足です。近所で暮らす両親も『表札、いいね』と言ってくれて。
壁面に映る影がお気に入り
壁やポストなど濃淡の異なるモノトーンでまとめられた、松谷さん宅の門柱。日中はグレーの壁面に、表札の文字が陰影を映し出します。
「この影がおしゃれで気に入っているんです」
よく見ると、表札がスペーサーよりもさらに高く浮かせてあります。この取り付け作業は外構業者に頼んだとのこと。
「施工した人が意図的にそうしたんです。ちゃんと取り付けられるのかな?と不安でしたが、うまくいって結果的には良かったです(笑)」
※弊社の仕様とは異なります。
表札以外にも、いたるところにこだわりが散りばめられている松谷さん宅の外構。その一つが、駐車スペースの土間コンクリートです。斜めに入っている目地は、松谷さんご自身による設計だそう。
寸法も自分たちで決めました。とくに知識があるわけではないし、専用のソフトウェアも使っていないんです。パワーポイントで図形を配置して、図面をつくりました(笑)。
締め色「黒」がもたらす統一感
道路との境界に建てられた柵は、やはり家の基調色である黒。交互に並んだ2種類の枕木が美しいデザインです。
「最初は目隠しフェンスを立てようと考えていましたが、途中でこれがかっこいいなと思って。いずれはここに、木を植えたいんです」
家と外構の調和を大切にしながら、おしゃれにしたい。そのために色を軸にして、お気に入りのアイテムを集めていく—松谷さん宅の表札選びには、シンプルではっきりとした基準がありました。
「前の家が狭かったこともあって、新居に来てから世界が変わった感じです」と笑う松谷さんご夫妻。おふたりが結婚して1年半になるそうです。これから新しい家でしたいことを尋ねると、奥様はお菓子づくり、旦那様は映画鑑賞を楽しみたいとのお答えが返ってきました。
「引っ越してきてから、大きなテレビを新調したんです」
そういって目を見合わせるおふたりに、楽しい新生活が目に浮かぶようでした。