#03
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家と外構を全体からイメージする
どの時間帯にも
空間に馴染む表札
駅からほど近い静かな住宅地の中に、今西さんのお宅はあります。現在はご夫妻2人暮らし。家の設計は建築士である旦那様が行いました。
- 表札取付時期
- 2023年6月
- 施工者
- 外構業者
- 住宅形態
- 新築
- 家族構成
- ご夫妻
- 品番
- hf-c01
- 本体色
- グレー/フロストタイプ
- 書体
- Century Gothic
- 文字色
- ホワイト
今西さんが選んだ表札は、当店のロングセラーである[ hf-c01 ]のグレーでした。モノトーンで統一された周囲のアイテムに馴染んで、門柱全体が洗練された空気感を醸し出しています。
探し始めたのは
外構図面ができた頃
旦那様自らが設計し、ご自身の勤務先に工事を依頼したという今西さんのお宅。すべての工事が完了してから引っ越しできるように、家と外回りの工事の業者を手配し、引き渡しのタイミングで外構工事が終わるように段取りを組んだそうです。
外構図面を起こした頃に、表札のことを考え始めました。1~2月頃に探し始めて、4月上旬に注文、6月末に新居に引っ越し、という感じです
自分たち好みの
表札をオーダーする
「ここに表札を貼るよ。せっかくだから、君が選んだら?」
図面を見ながら旦那様が奥様にそう提案したのは、外構のデザインができた頃のこと。旦那様のお勤め先でも表札は取り扱っていますが「なかなか気に入るものが見つからなかった」のだとか。
勤務先にある表札はほぼ既製品なので、オーダーに応じて一点ずつ製作するのは難しいんです。自分たちの好みに合うものがほしくて、インターネットで探すことにしました
周囲に馴染む表札で、
外構に統一感を出す
さっそく表札選びに取り掛かった奥様。探すうえで重視したポイントは、新居に合う「色とサイズ感と書体」だったそうです。
実物を見られないから、口コミや画像を手がかりにしました。お店によって個性があるので、口コミはかなり参考にしました。AKIグラスショップにした決め手は、ちょうどよいサイズ感と、書体がシンプルなのも好みだったからでした
外構で、おふたりがいちばん大切にしたのは「統一感」。家の外観は白い色を基調に、黒と木目調が取り入れられています。色数は3種類までと決めて配色したそうです。 「素材感が強いものを多用すると、全体の印象が煩雑になる気がするんです。これは僕の感覚なのですが」と言う旦那様。
たとえば玄関ポーチにはあえてタイルを貼らず、セメント系部材の左官だけで仕上げられています。これは軒天に木目を使用しているため。ニュアンスの強い素材を意図的に抑えることで、外構全体の調和が図られています。
だから表札も、主張が強くないものがよかった。凝ったおしゃれな表札もたくさんあるけれど、うちは外構全体の雰囲気に馴染むようなものがいいと思いました。名字を大きく表に出すのも、なんだか気恥ずかしい気もしましたし(笑)
門柱や照明、ポストの色サンプルなどを見ながら、合う表札を探したという今西さん。SNSで同じ塗りの門柱の画像を見て参考にしたこともあったそう。仕上がりのイメージをご夫婦で共有しながら検討を重ね、最終的に選んだのはシンプルな高透過ガラス表札[hf-c01]のグレーでした。
長く使うものだから、
手入れのことも考える
hf-c01は、フロスト仕上げとクリア仕上げのどちらかを選択できます。今西さんご夫妻は、マットな質感のフロスト仕上げにしました。
「自分たちが手入れしやすそうなほうを選びました」
裏面をボルトで浮かせる仕様にしたのも、旦那様が職業柄いろいろな表札を見てきた中で、メンテナンスしやすそうだと感じたからだそう。
表札が届くまでは、不安もありつつも「楽しみのほうが大きかった」と話す奥様。
メールのデザイン画を見て、文字幅を若干調整してもらいました。サイズはWebサイトで確認できたし、あとはイメージどおりの品が届くだろうという安心感がありました
なお、納品後の門柱への取り付けは、必要な工具を持っていないこともあって外構業者に依頼したそうです。
白い門柱と家の外壁のコントラストがシャープな印象を与える今西さんのお宅。門柱にはポストなどのアイテムが規則的に並び、表札はその中にさり気なく収められています。ツヤを抑えたグレーガラスに、門柱と同じ白色でお名前が刻まれ、シンプルながらオリジナリティを感じる雰囲気です。
訪れる人たちからは、第一声に「かっこいい」と言われることが多いとか。
「それを目指していたので、とても嬉しいです」
昼と夜、どの時間帯のイメージも持っておく
表札選びで大事なことは何だと思いますか?とおふたりに伺うと「仕上がりをイメージすること」とのお答えが返ってきました。
「昼間と夜どちらの時間帯でも、周囲と調和が取れていることが重要だと思う」とのこと。夜になると、門柱灯に明かりが灯る今西さん宅。奥様はその光景がお気に入りなのだそうです。
照明の光で、フロスト仕上げのガラスが少し透けて見えるのが好きなんです
「表札は、照明とセットに考えるといいかもしれません」
そう話す旦那様は、ご自身も仕事で表札の話をするときに、照明を一緒にお客様にご提案されるそうです。
表札って、ライティングするとおしゃれ感がさらに上がるんです。夜、照明をあてたらどんな感じになるかを思い浮かべる。考えるだけでわくわくすると思いますよ
家の時間を楽しむ
今西さんのお宅を訪れると、門の奥には広いウッドデッキがあります。テラスを大きめにつくることで屋外の雰囲気を取り込み、家にいながら開放感を味わえるという趣向です。「基本的にインドアなんです」というご夫妻。引越し後4ヶ月が経つ現在は「テラスで焼き鳥を焼きたくて、今、道具を探しているんです(笑)」とのこと。
さらに旦那様は、ご自分でスパイスを調合してカレーをつくるのが趣味だそう。色とりどりのスパイスの瓶が並ぶ様子は、まるで本格カレー店のようです。
「家が好きなので、家の時間を楽しみたい」と話すおふたりの笑顔から、新居での生活を満喫している様子が伺えました。
旦那様が設計した家に、奥様が表札を選ぶ。一見何気ない思いつきのようにも見えるその根底には、ご夫婦の「家」や「家族」への大切な思いが溢れているように感じられました。