#04
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焦らずに、我が家の「好き」を見つける
シックな大人っぽさを表現する、
黒い家の黒い表札
落ち着きのある黒い外壁が印象的な大橋さんのお宅は、できたばかりの分譲住宅地の中に佇んでいます。周囲を見回すと、ほかの家々は白い壁が多い様子。家ができあがる前のタイミングで購入したため、外壁の色やドアなどを選ぶことができたのだそうです。
- 表札取付時期
- 2023年5月
- 施工者
- 旦那様
- 住宅形態
- 新築
- 家族構成
- ご夫妻、お子さま1人
- 品番
- hsm-15
- 本体色
- ソフトブラック
- 書体
- 表英36、Century Gothic
- 文字色
- ホワイト
大橋さんが選んでくださったのは正方形のタイル表札[ hsm-15 ]でした。マットな黒地のタイルに、細めの筆致でお名前が刻まれています。
取材のお約束をしたときには、奥様は妊娠中でした。取材を予定していた前日に産気づき急遽入院されたため、当日は留守宅にお邪魔して外観だけを撮影し、表札づくりのお話は、退院後にあらためてリモートで聞かせていただくことになりました。
引っ越しが済んでからの表札探し
大橋家の表札づくりは、家の引き渡し後に始まりました。どんな表札があるか、奥様はまずホームセンターなどに足を運びました。しかし気に入るものは見つからず、つわりが強くなってきたこともあって探し歩くのをやめ、自宅でインターネットで調べることにしたそうです。
家の外観に合うものがいいな、と思って探していました。素材もメタリックなものとか、タイルとか、いろいろなものを見て。ポストが家の仕様で決まっていたので、そこに収まるものだと四角い形になるだろうな、などと見当をつけていました
新しい区画に建つ家だから、
番地も入れたい
大橋さんの家がある場所には、もともとは大きな工場が建っていました。その跡地を20個に分割してできたのが現在の住宅地です。それぞれの家の住所は、元の工場の「258番地」を「258-○○」と細分化して割り振られているそう。
“区画自体が新しい家は、表札に番地を入れておくといい”と人からアドバイスを受けていた大橋さんは、番地を入れられるデザインで検討していました。
郵便物や出前・宅配の人にスムーズに来てもらえるように、番地入りの表札がいいと2人で話し合っていました
黒い外壁に合わせて、
シックな印象に
大橋家の表札の色選びは、黒い外壁が基準になっています。表札本体の色は壁に合わせたソフトブラック、文字は周囲に馴染みやすいようにホワイトを選択しました。外壁の色を決めたのは、奥様だそう。
家の外観を、シックな感じにまとめたかったんです。大人っぽい雰囲気が好きなので。でも夫は明るい色が好きなので、黒い家に対して最初はポジティブではありませんでした(奥様)
実物を見るまでは、真っ黒な家をイメージしていたんです。風水学的にもよくないとか聞いたことがあって…。でも実際はそこまで真っ黒でもない。逆にスタイリッシュに仕上がって、今は気に入っています(旦那様)
デザインを確認して、
納得してから買う
AKIグラスショップを選んでくださった一番大きな理由は、デザインを気に入ったことと、完成前に見本のデザイン画を見られることだった、と話す大橋さん。事前にデザインのデータを見ていたため、納得して注文することができたのだそうです。
なお、引越し後に表札づくりを始めた大橋さんでしたが、表札が届くまではどうされていたのか伺うと、名字を書いた紙を貼ってしのいでいたとのこと。
表札ができるまでは、パソコンで出力したA4用紙を貼っていました(笑)。焦って決めるよりも、納得したものにしたいと思っていたんです。表札は届いたらつけよう、というくらいの気持ちでした
質感は予想よりもマット
大橋さんは当初、つるつるした光沢のあるタイル表札を思い描いていたそう。実際に届いた製品の質感は、思っていたものとは少し違った、といいます。
手触りがさらさらしていて、色もマットな感じですね。予想外ではありましたが、逆に造形的で、こだわった芸術性を感じます。かなり満足です
事前に取り付け場所の採寸を
しておくのがおすすめ
表札の取り付けを行ったのは旦那様。左右上下の寸法を測り、水平を保って作業をしました。
門柱に貼り付けて、その上から養生テープでがっちり固定しました。数日経って、大丈夫なのを確認してから養生テープを外しました。タイルなので、力の加減によっては割れるんじゃないかと心配で、作業中は終始気を遣いました
取り付けで難しかった点について伺うと「表札のサイズが、門柱に備え付けられていたプレートと違ったこと」とのお答えが返ってきました。最初、門柱には既製の透明プレートがついており、表札はそれよりも若干小さかったのだそうです。いざプレートを外して表札を付けようとしたところ、既存のネジがはみ出してしまい、ネジができるだけ見えないように表札の位置を調整するのが大変だった、とのこと。
取り付け場所と位置は事前にきちんとイメージして、採寸もしたほうがいいと思います
訪れる人からの反応は
「狙いどおり」
大橋さんの家を訪れる方からは「かっこいい家だね」と言われることが多いそう。表札に特化してコメントされることはないそうですが、全体的な統一感を目指して外観をつくってきた大橋さんにとってはまさに「狙いどおり」の褒め言葉です。
家も表札も、どちらも黒のトーンが穏やかなため重たさは感じません。ドアや門柱の木目と調和して、ぬくもりのある洗練された雰囲気に仕上がっています。
焦らなかったことが、
結果的によかった
表札が届くまでの数日、印刷した紙を門柱に貼ってしのいだ経緯はありましたが、振り返ってみると結果的にはよかったのかもしれない、と話す大橋さん。ご近所には、一旦使い始めた表札をあとから付け替えている家もあるそうです。その意味では大橋さんのように、新居で暮らし始めてから合う表札をじっくり探す、というのも表札づくりの方法の一つかもしれません。
我が家は途中で付け替えることもなく、気に入った表札でスタートできたのがとてもよかった。やはりきちんと納得のいく、気に入った表札を見つけることが大切なのではないでしょうか
自分の「好き」を見つけて、
楽しんでいく
旦那様は車やバイク、奥様はスポーツと、ご夫妻がそれぞれ趣味を持っている大橋さん。お子さんへの想いを伺うと「いろいろな人や物に触れて、自分の好きなものを見つけてほしい。私たちは親として、それを一緒に楽しみ、応援していきたい」と話してくださいました。また、お住まいのエリアには、やさしい人たちが多いそう。「ご近所や地域の人たちと交流し、関わりながら育ってくれるといい」と奥様。
リモート取材の後日、生まれたばかりの息子さんとの写真と、かわいがっているペットの写真を送ってくださいました。
いただいた写真からは、幸せに満ちている様子が伝わってきました。