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表札、出したくない!問題

ダークブラウンのタイル表札

家を買ったけれど、玄関先に表札を出すことに抵抗がある…。そのお気持ち、よくわかります!プライバシーや個人情報、防犯などの観点から、表札をつけるかどうか迷う人は少なくありません。実際、当店でもそういったご相談をいただくことがあります。家の敷地が道路に面していたりすると、たしかにちょっと気になるかも。
あとは「庭先に自分の名前を大きく出すのは少し気恥ずかしくて…」という声もときどき伺います。私自身もいつか家を建てるとき、力強く主張する表札だとなんだか照れてしまうかも。
表札って、出さなきゃだめなの?どうにかならない?って思いますよね。

戸建ての家と様々な種類の表札

表札に義務はナシ!でもつけないとデメリットも

はっきり言ってしまうと、表札は嫌だったらつけなくても大丈夫。設置の法的な義務はないんです。でもそもそも、表札の意味は「その家に誰が住んでいるのか」をわかるようにするもの。なので、ないと困ることも、もちろんあります。表札を出さないことのデメリットを確認してみましょう。

箇条書きにされた、表札を付けないデメリット

1.郵便物や宅配、デリバリーの誤配達や遅配が発生する

郵便や届け物に関していえば、表札がないと配達員が宛先を確認できず、配送が遅れたり誤配が発生するリスクがあります。間違って他の人の家に荷物が届き、中身を見られて、趣味や嗜好などの個人情報が漏れてしまったら…。
私は以前、別の人の荷物を誤って受け取ったことがあります。幸いすぐに気づいたので、開封することなく配送業者に戻しました。自分の荷物を見られるのも嫌ですが、他人の物を見てしまうのも気分的に良いものではないですよね。誤配は自分や配達員のためはもちろん、近所の人のためにも防いだほうがいいと感じたできごとでした。

2.知人や友人の来訪時に家を間違われる

初めて来る知り合いや業者など、地図や住所を頼りに訪れる人には、表札はあったほうが家を見つけやすくなって親切です。

3.災害時に救護を受けづらい

救急車や災害時の援護がきたときに、表札がないと対象者の特定に時間がかかる場合があります。緊急時には表札があったほうが見つけてもらいやすく、より素早く助けてもらえる可能性があります。

4.ご近所とコミュニケーションを取りづらい

誰が住んでいるのか、名前がわからないと近隣者から「声を掛けづらい」「近所と関わりたくないのかな」なんて思われてしまうことも…。近所の人に認知してもらい、地域と関わりを持つことで防災や防犯にもつながります。なにより、表札があると「空き家ではない」というアピールにもなります。

表札は、自分の存在を知ってもらうための目印でもあるのです。

様々な種類の表札

気になる人には目立たない表札がおすすめ

そうはいってもやっぱり、表札を出すことに抵抗がある方もいると思います。よく考えたら自分の名前を世間に向けて貼り出すことって、表札以外にはあまりないのでは。躊躇するのも不自然なことではありません。なので、当店ではそういったお悩みを持つお客様には「目立たない表札」をおすすめしています。
遠くからはよく見えないけれど、近づいたらちゃんと読める。そんな表札にすれば、表札をあまりオープンにしたくないという思いを守りつつ、表札の機能は果たすことができます。

表札を目立ちすぎないようにするには、いくつか方法があります。

文字の視認性を下げる方法1

1.文字の視認性を下げる

彫刻する文字の色を工夫することで、文字の主張を抑える方法です。
通常は読みやすくするために文字色と背景を反対の色に設定しますが、この場合は文字に着色しない(彫ってあるだけにする)、または本体と近い色にすることで視認性を下げるのです。
タイル表札やガラス表札など、文字彫刻を行うタイプの表札に使える方法です。

文字の視認性を下げる方法2

2.表札本体を壁に近い色にする

ステンレスの切文字など文字だけの表札の場合は、本体の色を壁や門柱の色と近づけて馴染ませることで、判読性が下がります。
ダークカラーの壁面には濃い色、明るい色の壁には白系の色を合わせる、といったように、設置場所と似た色を選択すると表札が目立ちにくくなります。

3.小さい表札にする

文字も表札も小さくして、物理的に目立たなくする方法です。
小さくすることで主張を抑え、見つけにくくします。表札をポストやインターフォンの近くに設置すれば、用事があって家を訪れる人には気づいてもらいやすくなります。ガラスなど透明な素材の表札だと、より周囲の環境に溶け込みやすくなります。

番地が表記されたステンレスとタイルの2種類の表札

自分に合う方法を探そう

最近では、名字は出さずに番地だけを表札に記載する人もいるようです。
複数の家に同じ住所が割り振られている地域もあるため、すべての人ができるわけではないかもしれませんが、これも表札の情報を最小限にする工夫だと思います。
名前だけの表札、番地入り表札、番地だけの表札…表札には設置義務がないように、入れる内容にも「こうするべき」という決まりはないんです。ライフスタイルも価値観も多様な時代、それぞれの暮らし方に合わせて、表札を活用していただけたら嬉しいです!

表札AKIグラスショップ公式のインスタグラム

今回の「表札、出したくない!問題」は、公式Instagramで連載中の「教えて!ハマダ先輩」でも紹介しています。
他にも表札メーカー勤務の新人・イケダとベテランのハマダ先輩が、表札の素朴な疑問についてマンガ形式で解説しています。
よかったら見てみてくださいね!

公式インスタグラム @akiglass_official

 

投稿者情報

新人イケダ
新人イケダ
インスタ部スタッフ
永遠の新人、永遠の末っ子キャラ、圧倒的若さが武器のイケダです。英検は準2級!新人ならではの目線で、わかりやすくお伝えしていきます。公式インスタグラムでは、表札にまつわるお役立ち情報を発信しています。

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@akiglass_official

監修者情報

株式会社安芸グラス工芸 代表取締役社長 永田 英治
永田 英治
株式会社安芸グラス工芸 
代表取締役社長
広島県生まれ、広島県育ち。35年以上、ガラス加工の製造に携わり、表札やポスト、機能門柱などエクステリア商品を中心に企画・製造に従事。呉市にある大和ミュージアムのガラスサインなど公共・商業施設の設備も多数製造。ガラスのアート作品も数多く制作しており、中国ガラスアート展 大賞を受賞。

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